ユーロは対ポンドで08年以来の安値に下落へ-ゴールドマン

イングランド銀行(BOE、英 中央銀行)は「ハト(景気重視)派姿勢を弱めており」、英総選挙 で連立政権誕生が見込まれることへの懸念も後退しているため、投 資家はユーロを英ポンドに対して売るべきだと、ゴールドマン・サ ックス・グループは指摘している。

ゴールドマンによると、ユーロは2008年以来の安値に下落する 可能性がある。高めのインフレ率の期間が長引くことに英中銀の一 部当局者は懸念を示したことが21日公表された今月8日の金融政 策委員会(MPC)議事録で明らかになった。今週発表された英経 済指標では、3月の失業者数がエコノミスト予想よりも大幅に減少 したほか、3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比

3.4%に加速しており、景気回復の勢いは増している。

ロンドン在勤のトーマス・ストルパー氏ら同社アナリスト5人 は22日の電子メールで、「最新の議事録から、当局は経済成長への 懸念を弱める一方で、インフレ懸念を強めたことがうかがわれる。 恐らくこれはわれわれの予測に沿った政策スタンスのシフトを示唆 したものだろう」と分析した。ゴールドマンは英政策金利が現行の

0.5%から11年末までに3.5%に上昇すると予測している。

ユーロは日本時間午前8時33分現在、1ユーロ=0.8684ポン ド。前日のニューヨーク市場では0.8689ポンドだった。

ゴールドマンは投資家に対し、ユーロが0.83ポンドに下落する と見込んでユーロ売りを勧めた上で、終値で0.8850ポンドを超え た場合はこの取引を解消すべきだとしている。ユーロが0.84ポン ドを割り込めば、08年12月1日以来となる。

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