JPモルガンを元ファンドマネジャーが提訴-約束反故で約29億円請求

【記者:Debra Mao】

4月21日(ブルームバーグ):JPモルガン・チェース子会社の元 ファンドマネジャーが、理由なく解雇され、事前合意があったはずの プライベートエクイティ(PE、未公開株)部門の分離・独立を許可 するとの合意を履行しなかったとして同社を香港の裁判所に訴えた。

JPモルガンの子会社アジア・プライベート・キャピタルで責任 者を務めていたバルン・ベリー氏は19日、約3080万ドル(約29億円) の損害賠償を請求した。JPモルガン広報のマリー・チョン氏(香港 在勤)はコメントを控えている。

訴状によると、ベリー氏は2008年1月、JPモルガンのアジア太 平洋部門ギャビー・アブデルヌア最高経営責任者(CEO)との間で、 社内にPE部門を創設するとの交渉を経て同社に入社。しかし、2009 年のグローバル組織変更で同社はレバレッジド・バイアウトやヘッジ ファンド、不動産で自己資金を運用する投資銀行グループを解体した。 特殊取引部門のグローバル責任者クリストファー・ニコラス氏は今後 ベリー氏のチームに資金を出さないとし、アブデルヌア氏はベリー氏 に、JPモルガンはチームの分離・独立を「認めたわけではなかった」 と伝えた。

ベリー氏(51)はJPモルガンが独立の合意はなかったと後にな って弁護士を通じて伝えてきたと主張。分離・独立の実現に対して、 迅速かつ誠実に対応しなかったと主張している。

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