ゴールドマンCDOでの役割は「適切」-ヘッジファンドのポールソン

米ゴールドマン・サックス・グル ープが販売した債務担保証券(CDO)の組成における役割について、 ヘッジファンド会社ポールソンは「適切かつ誠実」だったとする書簡を 投資家に送付した。同社は2007年にサブプライム(信用力の低い個人 向け)住宅ローン市場崩壊に賭け、150億ドル(約1兆4000億円)を もうけている。

米証券取引委員会(SEC)はゴールドマンが投資家を欺いたと して同社を16日に提訴。ポールソンが合成CDOに組み込む証券の選 定にかかわりながら値崩れを見越していた事実を公開しなかったと主張 した。SECによれば、ゴールドマンは第3者のACAマネジメントが 証券を選定したと投資家に伝えていた。

ポールソンの創業者、ジョン・ポールソン氏は20日付書簡で「当 社の表明する意見はこれまでも常に率直で、ポジションを偽って伝えた ことはない」とし、「当社のすべての取引は、当時の入手可能なあらゆ る情報に基づいて別の見方を取っていた経験豊かなカウンターパーティ ーと健全なルールにのっとって行われたものだ」と強調した。

同社は提訴の対象となっていない。SECはポールソンを訴えな かった理由として、CDOの組成方法について投資家に情報を開示する のはゴールドマンの役目だと説明している。それでもポールソン氏 (54)は顧客の質問に答えようとしている。19日には一部投資家と電 話会議を開いたと、同会議に参加した関係者2人は語った。また、書簡 に付随する電子メールによると、21日には会議の対象をすべての投資 家に広げる。

書簡の内容は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、オ ンライン版)が先に報じていた。ポールソンの広報担当、アーメル・レ スリー氏はコメントを控えた。

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