JFE:1-3月純利益89%増、今期粗鋼生産3000万トン予想

粗鋼生産国内2位、JFEホールデ ィングスの2010年1-3月期の連結決算は、純利益が前年同期比で89% 増加した。アジア向け鋼材輸出が回復する中、為替が円安に進んだこと が寄与。造船事業でのコスト削減なども貢献した。

東証で21日開示した決算短信によると、1-3月期純利益は470 億円(前年同期は249億円)。09年10-12月期の273億円に比べて黒字 額は大幅に拡大している。

11年3月期(今期)業績予想については、原料価格や鋼材価格が交 渉中であることから未定としたが、同日、都内で記者会見した若林公平 副社長は、粗鋼生産量については「現時点で3000万トンとみている」と し、「上期は1500万トン、下期も同じペースでいくだろう」と述べた。

10年3月期(前期)の連結決算は、純利益が前の期比で77%減の 457億円となった。上期の鋼材需要の落ち込みによる減産や鋼材販売価 格の下落が響いた。ただ、従来予想の240億円を大幅に上回った。若林 氏は、鉄鋼事業などで「新興国市場の需要の回復をタイムリーにとらえ たことや過去に例のないコストダウンを行った結果」と説明した。売上 高は27%減の2兆8444億円、経常利益は83%減の693億円だった。

純利益が予想を上回ったことで期末配当は20円と第3四半期時点 に予定していた15円から5円上乗せする。年間配当は1株当たり20円 (前の期は90円)となる。

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