米リーマン:公的救済は想定していなかった-元CEOが下院委で証言

米リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスのリチャード・ファルド元最高経営責任者(CEO)は20 日、下院金融委員会の公聴会で証言し、2008年9月の経営破たんにつ いて、米政府による救済を想定していなかったことを明らかにした。

ファルド氏(63)は「われわれには資本的な救済は必要なかった」 と説明。必要だったのは、身売りまでの時間を稼ぐ「つなぎの流動性」 だったと語った。

リーマンの破たんは市場を混乱させ、世界的な金融危機を一段と 悪化させた。公聴会は、破たんにつながった可能性がある経営陣や監 督当局の怠慢を解明するのが目的。議員からは、ファルド氏が政府救 済を期待して過度のリスクを取ったかどうかなどの質問が出た。

ファルド氏はまた、08年にガイトナー・ニューヨーク連銀総裁(当 時)とリーマンへの投資を検討している企業について協議したことを 明らかにした。破たん理由に関する質問には「信頼が欠如していた。 われわれが置かれていた状況を世間に納得させることができなかった。 われわれには確固たるプランがあった」と回答した。

同氏はさらに、「今回の金融危機の深度と凶暴性」を自らも把握し ていなかったと説明。リーマンは「リスクを嫌っていた」ものの、商 業用不動産への投資を拡大する「タイミングがひどかった」と語った。

-- Editors: Brett Miller, James Gunsalus

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Jesse Westbrook in Washington at +1-202-624-1889 or jwestbrook1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Lawrence Roberts at +1-202-624-1985 or lroberts13@bloomberg.net

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