米ゴールドマン:「社員1人にかかわる係争」-責任から距離置く姿勢

米ゴールドマン・サックス・グル ープは、米証券取引委員会(SEC)が投資家を欺いたとして同社を 提訴した問題で、今週有給休暇扱いとした1人の社員の行為にかかわ る係争との見解を示した。

ゴールドマンのロンドン在勤の広報担当は20日、2007年に住宅 ローン関連投資で投資家を欺いたとされるゴールドマンのエグゼクテ ィブディレクター、ファブリス・トゥール氏(31)が英金融サービス 機構(FSA)から登録を取り消されることになると説明した。

共同法律顧問のグレッグ・パーム氏は20日の記者団との電話会見 で、トゥール氏の名前には言及せず、「彼の記憶と他の人々の記憶の内 容をめぐる事実関係が争われるだろう」と述べ、「ここの誰かが他の誰 かを欺こうとした証拠があれば、それは見過ごせない問題だ。われわ れが真っ先に行動を起こす」と発言した。

一部の弁護士らは、ゴールドマンが今回のケースを1人の社員に かかわる係争と位置付けたことを、トゥール氏と公に距離を置く最初 の動きと受け止めている。ゴールドマンの悪い評判に歯止めをかけ、 最終的な訴訟の解決を容易にできるとみられるためだ。

ニューオーリンズにある米チューレーン大学ロースクールのオニ グ・ドンバラジャン教授は、トゥール氏がSECに協力したり、他の 幹部に影響を与えたりすることをゴールドマンが懸念しているとすれ ば、トゥール氏との距離を置きたがるだろうと話す。SECで法務を 担当した経験もある同教授は「代位(使用者)責任の理論の下では、 トゥール氏の法的責任を立証できれば、ゴールドマンが逃れるのは困 難だろう」と指摘している。

--With assistance from Joshua Gallu in Washington and Margaret Brennan in New York. Editors: Alec McCabe, Rick Green.

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