米アップル1-3月:90%増益、iPhone好調-株価上昇

コンピューター・電子機器メー カー、米アップルの2010年1-3月(第2四半期)決算は、純利益 と売上高がアナリスト予想を上回る急増となった。スティーブ・ジ ョブズ最高経営責任者(CEO)は年内に「一段と卓越した製品」 を発表すると約束した。これを受けて同社の株価は時間外取引で上 昇した。

20日の発表資料によると、純利益は前年同期のほぼ2倍の30 億7000万ドル(約2860億円)。1株利益は3.33ドル。1株利益 のアナリスト予想平均は2.46ドルだった。前年同期の純利益は16 億2000万ドル(1株当たり1.79ドル)だった。売上高は前年同期 比49%増の135億ドルとなり、ブルームバーグがまとめたアナリス ト予想平均の120億ドルを上回った。粗利益率は41.7%だった。

ジョブズCEOは携帯電話「iPhone(アイフォーン)」 で顧客を獲得するとともに、より多くのパソコン(PC)ユーザー に「マッキントッシュ(マック)」採用を促した。1-3月期決算 には4月3日発売の多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の 業績は含まれていない。投資家の間ではiPadなどの新製品に対 する需要を追い風に同社の売上高が増加すると期待されている。ア ナリストらによると、新製品にはiPhoneの最新機種やテレビ 関連機器が含まれるとみられる。

ファースト・エンパイア・アセット・マネジメントのマネジン グディレクター、マイケル・オブチョウスキ氏は「信じられないほ ど素晴らしい数字だ」と述べ、「世界経済の改善で全体が底上げさ れるなか、アップルは最も恩恵を受けるだろう」と指摘した。

アップルの株価は20日のナスダック市場通常取引で前日比

2.48ドル安の244.59ドルで終了。過去1年間では2倍に上昇して いる。iPadへの期待感から同社株は今月15日に終値で過去最 高値248.92ドルを付けた。決算発表を受けた時間外取引では一時

8.3%高の265ドルを付けた。

製品別業績

同社によると、1-3月期のiPhoneの出荷は875万台、 マックは294万台。携帯デジタルメディアプレーヤー「iPod (アイポッド)」は1090万台だった。サンフォード・C.バーンス ティンのアナリスト、トニ・サコナギ氏はマックの出荷台数を310 万台、iPhoneを730万台、iPodを990万台と予測して いた。

製品別の売上高では、iPhoneは2倍強の54億5000万ド ルと、同社全体の40%を占めた。マックは27%増の37億6000万 ドルで、ノート型の需要が引き続きデスクトップ型を上回った。マ ックは全体の28%を占めた。iPodは12%増の18億6000万ド ル。

ティム・クック最高執行責任者(COO)は電話会議で中国で の売上高が過去半年で2倍強の約13億ドルに達したことを明らかに した。アップルは昨年10月に中国でiPhoneを発売した。同社 が中国での売上高を開示したのは今回が初めて。

見通し

ピーター・オッペンハイマー最高財務責任者(CFO)は20日、 4-6月(第3四半期)の売上高が130億-134億ドルとなり、1 株当たり利益が2.28-2.39ドルになるとの見通しを明らかにした。 アナリスト予想平均は売上高が130億ドル、1株利益は2.70ドル だった。

ジョブズCEOは発表資料で「今年は一段と卓越した複数の新 製品を用意している」と述べ、第2四半期は年末商戦を除いた時期 では最高の結果だとの認識を示した。

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