【個別銘柄】エルピーダ、半導体、川崎船、DNA、東製鉄、全日空

材料銘柄の終値は以下の通り。

エルピーダメモリ(6665):前日比4%高の2091円。コスト削減 が奏功し、2010年3月期の連結最終損益は20億円の黒字(前の期は 1788億円の赤字)と、3期ぶりに最終黒字に転換したもよう、と21日 午前に発表。収益性の改善を好感した買いが先行した。

電機・半導体:東芝(6502)が2.9%高の527円など電機・半導体 関連株が高い。エルピーダメモリや米アップルなど日米で同業界の好業 績発表が相次ぎ、業績期待が広がった。シティグループ証券が、総合電 機や半導体業界の投資判断について「やや強気」に引き上げたこともプ ラス材料。

川崎汽船(9107):4.2%高の393円。同社が15%出資するノルウ ェーのフレックスLNGが洋上液化天然ガス(LNG)生産船を事業化 することから、業容拡大期待が広がった。フレックス社は12日、アジ アの国営石油会社とオーストラリアでの洋上LNG生産船を世界で初め て実現する検討に入ったと発表。これを21日付日本経済新聞朝刊など が報じ、あらためて市場参加者の注目が集まった。

安川電機(6506):3.9%高の835円。アジア向け需要が回復傾向 にあるものの、世界同時不況の影響は大きく、10年3月期の連結最終 損益は57億円の赤字になったと前日発表。もっとも、11年3月期の最 終損益は40億円の黒字転換を見込んだため、先行き改善期待から株価 は下落して始まった後、切り返した。

島精機製作所(6222):4%高の2235円。10年の年明け以降、中 国向けの受注が増加した上、増産に伴い生産効率も向上、10年3月期 の連結経常損益は1億1500万円の黒字になったもよう、と前日に発表 した。従来予想は7億円の赤字だった。

全日本空輸(9202):3.8%高の302円と続伸。メリルリンチ日本 証券は20日、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に引き 上げた。新しい目標株価は380円。

SUNX(6860):8.3%高の484円。10年3月期の連結最終損益 は8億円の赤字と、従来予想(14億5000万円の赤字)から赤字幅が縮 小したもよう、と前日に発表。半導体などの市場回復の恩恵を受けたほ か、コスト削減も奏功した。

日本鋳造(5609):4.9%安の117円。半導体向け機能材の需要低 迷で、10年3月期の連結最終利益は前の期比42%減の3億1600万円に なったと前日発表した。

ディー・エヌ・エー(2432):4.8%高の72万2000円。5月末の 株主を対象に1株を300株に分割すると前日発表した。また単元株制度 を採用し、売買単位を1株から100株に変更する。株式流動性の向上や 最低売買金額の実質低下による取引参加者の広がりを見込む買いが優勢 となった。

TOTO(5332):2.7%高の654円。経費削減やリフォーム向け のリモデル販売の増加が貢献し、10年3月期の連結営業利益は前期比

0.5%増の66億円と、従来の減益予想から一転、増益になったもようと 前日発表。業況好転が評価された。

SBIホールディングス(8473):2.9%高の1万9040円。出資先 の韓国KTICホールディングス傘下の投資会社2社の株式を計36億 円で取得し、経営権を取得したと前日発表。また10年3月期決算で、 KTIC株式に対する26億円の投資損失引当金繰入を計上することも 明らかにした。計上後も、同期の連結当期純利益は20-25億円程度を 確保する見込みという。

長瀬産業(8012):3.7%高の1161円。電子事業や化成品事業が好 調に推移し、10年3月期の連結経常利益は前の期比13%増の147億円 と、一転して増益に転じたもよう。従来計画は同16%減の110億円だ った。期末配当を引き上げたこともあり、投資資金が流入した。

東京製鉄(5423):5%高の1269円。一時6.1%高の1283円と、 09年6月15日(1314円)以来、約10カ月ぶりの高値水準に戻した。 JPモルガン証券は20日、鋼材価格の上昇圧力の高まりでマージン改 善の確度が高まるとし、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」 に、目標株価を950円から1600円に上げた。同証による11年3月期の 単独営業損益予想を、従来の84億円の赤字から40億円の黒字に修正。

エクセル(7591):7.6%高の1345円。一時8.7%高の1359円と 09年2月13日(9.8%高)以来、約1年2カ月ぶりの日中上昇率を記 録した。経費削減により、10年3月期の連結純利益は11億5000万円 になったもようと発表。22%の減益予想が一転、7%の増益となった。 足元で電子部品の受注も回復、今後の収益拡大が期待された。

タカラレーベン(8897):11%高の509円。利益率の高い中古再販 事業などが伸び、10年3月期の連結最終利益は従来予想比21%増の21 億8000万円になったもよう、と20日に発表。収益環境の好転が好感さ れた。

第一実業(8059):8.8%高の272円。午後に急騰。海外向けの電 子・情報通信関連取引などが伸び、10年3月期の連結最終利益は従来 予想比2.3倍の3億5000万円になったもようと21日午後に発表した。

エイベックス・グループ・ホールディングス(7860):2.1%高の 834円。販売管理費の圧縮などが奏功、10年3月期の連結最終利益は従 来予想比80%増の9億円になったもよう、と前日発表した。収益性の 改善を受けて買いが優勢。

つうけん(1940):80円(34%)高の314円ストップ高。コムシ スホールディングス(CHD、1721)と10月1日付で経営統合すると 発表。CHDを完全親会社、つうけんを完全子会社とする株式交換を実 施する。つうけんの株式は東京、札幌両証券取引所で9月28日に上場 廃止予定。コムシスは1.1%高の918円。

コンビ(7935):6.2%高の740円。午後急騰。一時14%高の793 円まで上昇し、昨年8月以来、約8カ月ぶりの高値を付けた。10年3 月期の連結営業利益は前の期比4.9%増の19億6000万円になったよう だと、午前の取引終了後に発表した。36%の減益予想から一転、増益と なったことが評価された。

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