米商業用不動産価格:2月は2.6%下落-ディストレスト物件の割合増

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスによると、2月の米商業用不動産価格は4カ月 ぶりに下落した。大幅に値を下げたディストレスト物件の販売割合の 拡大が理由。

同社の19日付リポートによると、2月のムーディーズ/REA L商業不動産価格指数は前月比2.6%下落した。前年同月比では26% 低下し、2007年10月に付けたピークを41.8%下回っている。

ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのエコノミスト、クリ ストファー・コーネル氏は「完全な底に逆戻りはしていない」と述べ、 「米商業用不動産価格は低迷した水準にとどまっている」と指摘した。

ムーディーズによれば、失業と入居者の破たんで空室率が上昇す る中、不動産所有者は債務返済とビルの保有継続に苦心している。同 じ不動産が異なる時点で複数回売買されるリピートセールスでディ ストレスト物件は2月に約3分の1を占め、この割合は09年初めの 20%未満から拡大した。

同社が13日発表した商業用不動産ローン担保証券(CMBS) の裏付けとなるローン延滞率は3月に6.42%と、前年同月の1.59% から上昇した。

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