トヨタ:レクサスGX460とプラドをリコール-対象3.4万台

米消費者団体が安全性の問題を指 摘していたスポーツ型多目的車(SUV)「レクサスGX460」につい て、トヨタ自動車は車両が横滑りするなどの問題があるとしてリコー ル(無料の回収・修理)を発表した。同様の安定性制御装置を搭載し たSUV「ランドクルーザープラド」もリコールや自主改善を行う。 対象台数は世界で計3万4000台となる。

トヨタ広報担当の岩崎三枝子氏によると、米消費者団体の指摘を 受けてトヨタがSUV全車種の走行実験をした結果、この2車種は高 速で大きくハンドルを操作したときなどに車両安定性制御(VSC) の効きが弱いことが原因で横滑りする可能性があると判明した。VS Cのプログラムを修正する。

リコール・自主改善の対象は、GX460が米国約9400台、ロシア とオマーンでそれぞれ約1000台。ランドクルーザープラドはオマーン 約4400台、ロシア約4000台、UAE約1500台。右ハンドル車両は対 象外。

これに伴い、トヨタはランドクルーザープラドの生産を一時停止 し、販売も停止する。生産停止は田原工場(愛知県田原市)で20-28 日、羽村工場(東京都羽村市)で22-28日。販売停止については各国 の代理店へ通知を始めた。

今回のトヨタの措置について、ちばぎんアセットマネジメントの 奥村義弘調査部長は「早めの決着をつけ、問題の広がりを抑えた」と 評価し、「台数をみると利益への影響は限定的」という見方を示した。 また、「今後は前向きの施策や成長戦略が求められる」と述べた。

米消費者団体専門誌コンシューマー・リポートが、緊急運転テス トの結果を基にGX460の2010年モデルを購入しないよう奨励したの を受け、トヨタは全世界で同車種の販売を一時停止すると同時に、4 月16-28日の生産を停止している。

今年のトヨタの株価は品質問題を受けて年初に急落、2月4日に は安値3195円をつけた。4月20日の終値は前日比0.3%高の3635円。

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