豪中銀議事録:鉱業ブームが利上げの主因、インフレを懸念

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は、国内の鉱業ブームがインフレに拍車を掛けるとの懸念こそが、 2週間前に政策金利を「一段と正常な水準」に向けて引き上げ、年内 の追加的な動きを示唆した主な理由だと説明した。豪中銀が20日、今 月6日の金融政策決定会合の議事録を公表した。

議事録は「タイミングについては、交易条件の改善が従来考えら れていたよりも著しく力強い公算が大きいという事実が、調整を遅ら せないのが賢明だと示唆する一因だった」と指摘した。

豪中銀は世界に先駆けて利上げを進めており、今月は政策金利で あるオフィシャル・キャッシュレートを0.25ポイント引き上げ4.25% とした。利上げは過去6回の会合で5回目。同行は景気加速に伴い、 追加利上げを示唆している。

マッコーリー・グループのエコノミスト、ベン・ディンテ氏 (シ ドニー在勤)は「年内に一段の引き締めが必要になるだろう」とみて いる。「豪中銀がトレンドを上回る成長に言及し始める時が、2011年 に現在の中立の水準を超える引き締めが必要であることを示す主なサ インになろう」と付け加えた。

議事録はまた、今年の豪州経済が「トレンドに近い」成長率にな るという中銀の見通しを前提とすれば、「金利水準は平均に近づく」と 予想。「貸出金利がなお平均をやや下回っているため、メンバーは今後 一段の利上げが必要になる公算が大きいと見込んでいる」と付け加え た。

シドニー先物取引所の午後零時20分(日本時間午前11時20分) 現在の銀行間金利先物を基にブルームバーグが試算したところでは、 5月4日に開かれる次回会合で0.25ポイントの利上げが決定される 確率は26%と見込まれる。議事録公表前は21%だった。7月初めの利 上げの確率は92%とみられている。

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