マクロミル株が急騰、ヤフー子会社と経営統合へ-価格競争緩和期待

ネット調査最大手のマクロミル株 一時、前日比20%高の17万6000円と急騰。2008年6月19日以来、 約1年10カ月ぶりの高値水準に戻した。同業のヤフー子会社との経営 統合に向け、本格的な協議開始で19日に基本合意した。競合先との統 合により、サービス価格低下の圧力も和らぐとみられた。

マクロミルとヤフーは19日、ヤフー子会社でネットリサーチ事業 を手掛けるヤフーバリューインサイト(東京都中野区)とマクロミル の経営統合に向け、協議を開始したと発表した。単純計算すると、統 合新会社の年商規模は126億円となる見込み。

経営統合に先立ち、マクロミルはヤフーに対し、6月1日付で第 三者割当増資を実施し、約13億5000万円を調達する予定。マクロミ ルは調達資金を新規事業の強化などに充当する。一方、ヤフーはマク ロミルの発行済み株式の7.22%を保有する第3位株主となる予定。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、「ネット調査業界で は、競合激化などでサービス価格の下落が問題となっていた」と指摘。 有力2社の経営統合が実現すれば、「競合が抑制され、収益にプラスと なろう」との見方を示した。

マクロミルが示した日本マーケティング・リサーチ協会の「第34 回経営業務実態調査」によると、ネット調査の市場規模は推定400億 円程度。08年のアドホック調査の手法別シェアで35%と、最も活用さ れる調査手法になっているという。

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