三機工株が急騰、収益性改善進み前期利益大幅上振れ-野村証格上げ

設備工事大手の三機工業の株価が 急騰。原価低減や費用削減が想定以上に進み、前期(2010年3月期) の利益が従来計画を大きく上回ったもようと発表した。収益力の強化は 予想以上と評価する声もあり、受注回復という外部環境の好転と合わせ て業績期待が高まった。株価は前日比11%高の745円まで上昇した。

同社は19日の取引時間終了後、前期業績予想の修正を発表。売上 高は従来計画比0.6%減の1590億円(前の期実績2033億円)にとどま ったものの、原価管理の徹底などで利益率が改善。営業利益は50億円 (同71億円)と従来計画の28億円を大きく上回ることとなった。売上 高営業利益率は従来の1.8%から3.1%に高まったもようだ。

発表を受けて、野村証券は19日付で投資判断を「2(中立)」か ら「1(買い)」に、目標株価を660円から810円にそれぞれ引き上げ た。担当の小松善明アナリストは投資家向けのメモで、「もともと会社 計画を上回る利益を予想していたが、収益力の強化は想定以上に進展し ている」と述べている。同証の前期営業利益予想は33億円だった。

小松氏はさらに、「足元では長らく低迷した短工期工事の受注にも 明るい兆しが見え始めている」と指摘。民需のモメンタム改善が見込ま れる中で、「恩恵を享受できる企業として注目したい」としている。

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