日銀オペの落札金利が0.12%で高止まり、レポで資金需要が根強い

短期金融市場では、日本銀行の資 金供給オペの落札金利が下げ渋っている。レポ(現金担保付債券貸借) 取引で資金手当ての需要が根強いためだ。証券会社の資金調達コスト を示すレポ金利が高止まりすることで、国庫短期証券(TB)3カ月 物利回りとの逆ザヤが続いている。

20日の国債買い現先オペ6000億円(22日-30日)の最低金利は 8営業日連続の0.12%になった。3月から4月上旬は0.10-0.11%で 推移していた。本店共通担保オペ6000億円(21日-30日)の最低金 利も前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.12%だった。

レポは、2営業日後に始まる翌日物(スポットネクスト物)が

0.12%前後で推移した。前週の高値0.14%台に比べると低下している が、日銀の資金供給オペが増加している割には下げ渋っているとの指 摘が多い。今週はTB3カ月物の入札が2回ある上、月末からゴール デンウィーク(大型連休)にかけて資金需要が高まりやすい。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、「当座預金残高や準備預金残高 が高水準の割に、レポやオペの金利が下がらない。一部の金融機関に 抱え込まれたまま、超過準備として滞留している資金が増えているの かもしれない」と言う。

TB0.12%下回る、新型オペに需要

一方、TB3カ月物は一時0.115%まで低下するなど、利回りの 上昇が抑えられている。国内銀行のディーラーは、あすの3カ月物入 札も落札利回りは0.12%を下回ると予想するが、レポとTB利回りの 逆転状態が続けば、利回りにも影響が出てくる可能性があるという。

3カ月物の資金を固定金利0.1%で貸し出す新型オペ8000億円 (4月22日-7月22日)への需要は旺盛だった。応札倍率は7.54 倍と前回(7.72倍)を下回ったものの、高水準を続けている。案分比 率は13.3%と前回(13%)に引き続き低水準だった。

新型オペの残高は13兆6000億円程度まで積み上がっているが、 応札倍率や案分比率から見た金融機関の需要は引き続き旺盛だ。国内 銀行のディーラーは、毎週巨額のTBが発行されているため、新型オ ペの応札が目立って弱まることは当分ないとの見方を示していた。

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