米ゴールドマン提訴、SEC委員は二分-広報に助けも

米証券取引委員会(SEC)の 委員らは、米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループの提訴を決 定する際、3対2に意見が分かれた。事情に詳しい関係者2人が明ら かにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、SECのシャピロ 委員長と民主党のルイス・アギラー、エリス・ウォルター両委員は提 訴に賛成票を投じた。共和党のキャスリーン・ケーシー、トロイ・パ レーデス両委員は反対したという。

民主党のオバマ大統領が指名した無党派のシャピロ委員長の1票 が決定を左右した。同委員長が注目の事件で決定票を投じたのは今 年2回目。2月にはメリルリンチ買収をめぐるバンク・オブ・アメリ カとの和解で民主党委員らと行動をともにした。

連邦検察当局とSECに勤務経験のあるピーター・へニング氏 は「SECの中で意見が分かれていたことは、ゴールドマンの広報作 戦に若干、役立つかもしれない」と話した。

SECは、ゴールドマンが債務担保証券(CDO)の担保とする 証券の選択にヘッジファンドのポールソンがかかわっていた事実を開 示せずCDOを販売したことで投資家を欺いたと主張している。SE Cのネスター報道官はコメントを控えた。

ゴールドマンはSECの提訴への応答として、根拠がないと主張 し争う姿勢を示している。事情に詳しい複数の関係者によれば、SE Cは9カ月前に調査についてゴールドマンに伝えたが、ゴールドマン は反論していた。また関係者1人によると、SECは今月16日に提 訴する計画をゴールドマンには明かさず、ゴールドマンはこれを異例 の敵対的姿勢と受け取ったという。

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