2月第3次産業活動指数は2カ月ぶりに低下-前月の反動減

金融・保険業や情報通信業、医療 ・福祉などのサービス産業に対する需要を示す第3次産業活動指数は、 2月に前月比で2カ月ぶりに低下した。前月に大幅上昇した反動減が 主な理由とみられる。

経済産業省が20日発表した2月の同指数(2005年=100、季節調 整値)は98.2と、前月比0.2%低下した。前年同月比では0.4%の上 昇だった。ブルームバーグ・ニュースによるエコノミスト調査の予想 中央値は前月比1.0%低下だった。

第3次産業活動指数は家計および企業の各種サービス業に対する 需要を示す指標で、13業種で構成される。一昨年秋のリーマン・ショ ックのあと弱含みで推移していたが、昨年春ごろからは緩やかな改善 傾向が続いており、今年1月には前月比2.5%上昇(改定後)と改善 の度合いを強めた。

第一生命経済研究所の小杉晃子エコノミストは統計発表前のリポ ートで、前月に大幅上昇した反動の影響もあり「単月ではマイナスが 予想される」としながらも、前年同月比ベースでは「1年7カ月ぶり のプラス転化が見込まれ、緩やかな持ち直し基調が続いている状況に 変わりはない」と予想した。

業種別にみると、前月比で低下した業種は、複合サービス業の

5.2%をはじめ、卸売業・小売業3.1%、その他サービス業(公務等を 除く)2.4%、金融業・保険業1.9%、情報通信0.9%など9業種が低 下した。これに対し、電気・ガス・熱供給・水道業が前月比0.8%上 昇したほか、運輸業・郵便業0.7%、医療・福祉0.6%など4業種で上 昇した。

先行きについて同氏は、家計部門は経済対策効果の一巡や厳しい 雇用・環境の持続による消費者の節約志向などを受けて、「弱めの動き が続く」とする一方、企業部門は輸出や生産回復に伴う物流業種の回 復や、設備投資の下げ止まりによるサービス部門業種の緩やかな持ち 直しにより、「緩やかな回復が予想される」とみている。

--取材協力 伊藤亜輝 Minh Bui Editor: Masahiro Hidaka,Norihiko Kosaka

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