ギリシャ13週物証券入札、利回りが2倍に-デフォルト懸念

ギリシャ政府が20日実施した 13週(3カ月)物証券の入札で、落札利回りは前回入札の2倍以 上となった。欧州連合(EU)が取りまとめた救済策を発動しない 限り、ギリシャはデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が高ま っていることが背景。

ギリシャは13週物証券19億5000万ユーロ(約2440億円) を売却した。落札利回りは3.65%と、前回1月19日入札時の

1.67%から上昇した。ギリシャの公債管理当局が発表した。入札で の応札倍率は4.61倍で、前回の3.23倍を上回った。ギリシャの中 長期国債相場は下落した。

HSBCホールディングスの債券調査世界責任者のスティーブ ン・メージャー氏はこの日の利回りが4.5%に達すると予想してい た。

メージャー氏は電子メールで質問に対し、「20億ユーロ近い発 行額で4.6倍の応札倍率とは感心した」と回答し、「利回りも大方 の予想よりもはるかに低かったし、短期証券への需要は堅調だった ようだ。しかし、短期の財務省証券の発行には限りがある。借り入 れの平均年限や借り換えリスクに影響があるからだ」と解説した。

欧州連合(EU)は今月11日、ギリシャの財政再建支援で国際 通貨基金(IMF)の拠出を含めて最大450億ユーロの融資を提供 することに合意した。ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は 20日、同国が支援の受け入れを必要とする条件をめぐる交渉は5 月初めになる可能性があると述べた。その数週間後にはギリシャ国 債85億ユーロが償還を迎える。

スプレッド過去最大

ギリシャの10年債相場は下落し、ロンドン時間午後3時57分 (日本時間同11時57分)現在の利回りは28ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)高い7.97%。同年限のドイツ国債に対 する上乗せ幅(スプレッド)は476bpと、ブルームバーグが 1998年に集計を開始して以来最大。ギリシャ2年債利回りは23b p上昇し7.51%。

パパコンスタンティヌ財務相はEU主導の同国への支援策に関 する欧州委員会、IMF、欧州中央銀行(ECB)を交えた協議が 21日開始され、少なくとも10日間続くことを明らかにした。この 日の入札により、5月の同国の借入必要額は100億ユーロを下回る との見方も示した。

今月13日の入札では、26週物(利回り4.55%)と52週物 (同4.85%)を合わせて15億6000万ユーロを発行していた。

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