バーナンキFRB議長:リーマンに08年に流動性不足の是正を要請

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は、監督当局が2008年のリーマン・ブラザーズ・ホー ルディングの経営破たん前に同社に対し、利用可能な流動性の「著し い不足」を是正するよう求めていたことを明らかにした。

バーナンキ議長は下院金融サービス委員会で20日開かれる公聴 会の証言用テキストで、ストレステスト(健全性審査)の結果から「利 用可能な流動性の著しい不足が判明したため、経営陣に是正を強く要 請した」と説明した。テキストはFRBのウェブサイトに掲載された。

リーマンは要請に対応して08年6月に60億ドル(約5546億円) の資本調達と翌月に流動性の改善を実施したが、バーナンキ議長は「不 十分だったことが判明した」と指摘。リーマンがレバレッジを低く見 せるためにオフバランス取引を利用していたことについては、FRB は認識していなかったとする先月の見解を繰り返し示した。

バーナンキ議長はさらに、FRBなど政府機関にはリーマンの経 営破たんを防止する手段はなかったとする立場をあらためて示し、米 政府には経営難の金融機関を段階的に縮小する仕組みが必要だと強調 した。

公聴会ではガイトナー財務長官とシャピロ証券取引委員会(SE C)委員長、元リーマン最高経営責任者(CEO)のリチャード・フ ァルド氏も証言する予定。

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