コーンFRB副議長:規制当局は金融に関するデータ分析の改善を

米連邦準備制度理事会(FRB) のコーン副議長は、規制当局は金融情報に対し特別かつ巧妙なアプロ ーチを採用するべきだと指摘。レバレッジやリスクの高まりについて 警告を発している恐れがあるデータを総合的に深く掘り下げる必要が あるとの考えを示した。

FRBのマシュー・アイクナー、マイケル・パルンボ両エコノミ ストはコーン副議長と共同で執筆したリポートで、「金融システムの脆 弱(ぜいじゃく)性を判断するには、専門性や分野別に調整されたデ ータを備えた特別な調査チームによる的を絞った分析が必要になる」 と記述した。

このリポートは、2007年に始まった金融危機以前の米金融システ ムにおいて、データの組み合わせが異例なトレンドを示唆していたこ とを振り返っている。それによると、家計の貯蓄は減少した一方、新 規の住宅ローン残高が増加。クレジットカードや自動車ローンなど、 信用に基づいたほかの借入額は小さくなった。消費者にとっては住宅 資産価値の上昇を活用したローン借り換えによるキャッシュアウトが 割安な資金調達手段になったからである。

さらに、「1960-90年代にかけてはほかのセクターへの投資に向 けた資金源であった家計部門が、差し引きで借り入れの方が多い状態 に変化したことは、終戦後の米国では前例がない事例のようだ」と続 けた。

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