ギリシャ国債の保証料、過去最高に上昇-支援策の協議延期で

19日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場で、ギリシャ国債の保証コストが過去 最高水準に上昇した。アイスランドの火山噴火による空の便の混乱 で、ギリシャの債務危機解決に向けた協議が延期されたことが背景 にある。

CMAデータビジョンによると、ギリシャ国債のCDSスプレ ッドは前週末比34ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上 昇し472bp。欧州債市場では、ギリシャ10年債のドイツ10年債 に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)も、ユーロ導入以来最大に 拡大した。

欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の当局者はギリシ ャ向け450億ユーロ(約5兆6000億円)規模の支援策の条件交渉 を開始するため、21日の会合に向けアテネを訪れる予定。アテネ での協議は当初、19日に予定されていたが、アイスランドからの 火山灰による航空機への影響が懸念されることから欧州北部の空域 が閉鎖されたため延期された。

ウニクレディトのストラテジスト、フィリップ・ギスダキス氏 (ミュンヘン在勤)は「支援表明を受けても、ギリシャ問題は緩和 されないとの懸念が高まっている」とし、「ギリシャをめぐる投資 家の懸念は、IMF当局者がアテネ入りできないと伝えられたこと で強まっている」と述べた。

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