住商:ボリビア亜鉛鉱山、輸出港までの運搬が停止-事務所襲撃被害も

住友商事がボリビアで操業するサン クリストバル亜鉛鉱山で同国から輸出港のあるチリまでの鉄道輸送が 停止していることが19日、分かった。政府や地方自治体に抗議活動を 行っている一般労働者らが鉄道を封鎖した。現在、輸出港にある在庫で 対応しているが、事態が長引けば供給に支障が出る可能性もある。

住商・広報部の古井孝治氏によると、鉄道が封鎖されたのは12日 (現地時間)。16日にはチリとの国境沿いのアバロアに位置し、サンク リストバル鉱山からの鉱石の輸出業務を手掛ける事務所が襲撃されたと いう。人的被害は出ていないが、備品を燃やされたり鉱石の入ったコン テナをひっくり返されたりするなどの被害を受け、事務所は占拠され た。

16日の住商の現地事務所への襲撃を受けて、日本政府はボリビアの 在日大使館を通じて同国政府に適切な対応を図るよう要請した。

サンクリストバル鉱山は住商が100%の権益を保有。亜鉛精鉱を日 量1300トン、鉛精鉱は同300トン生産。日本や韓国、欧州向けなどに 出荷している。住商の古井氏によると「今のところ港に在庫分があり、 足元の輸出については問題ない」という。在庫量がどの程度あるかにつ いては明らかにしていない。

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