旅行関連株が安い、欧州空港閉鎖の影響懸念-アイスランド火山噴火

旅行業界2位の近畿日本ツーリス ト(KNT)の株価が前週末比7.1%安の91円まで下げるなど、旅行 関連株が安い。アイスランドの火山噴火による火山灰の拡散で、欧州諸 国の空港が閉鎖されるなど事態が混乱しており、旅行会社や航空会社な どの業績への影響が懸念されている。

KNT以外の関連銘柄では、海外旅行取扱高2位のエイチ・アイ・ エスが3.2%安の1829円、熟年向け海外旅行のニッコウトラベルが 10%安の190円、航空会社の全日本空輸が4.1%安の278円までそれぞ れ下落。国際航空貨物混載業の郵船航空サービスは4.1%安の1438円 まであった。

全日空では19日までに成田とロンドン、パリ、フランクフルト間 の3路線で計28便が欠航。7200人に影響が出た。広報室の黒川暁子氏 によると、「あすからの就航についてはきょう夕方以降の会議で決定す る」という。同社では4月16日から23日発のANA欧州線を予約済み で4月16日以前に購入済みのANA国際航空券や、出発前の旅行につ いて、いずれも払戻手数料や取消手数料無しで払い戻している。

一方、KNT広報担当の阿部章子氏は「23日までに出発予定だっ たツアーが中止になり、1000人程度に影響が出ている」と話す。郵船 航空のIR広報室の大村正太郎氏は「荷物が混雑する可能性が見受けら れるが、空港閉鎖がどの程度長期化するかによって影響は変わる」とし ている。

アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河にある火山の噴火 による火山灰が欧州各国に広がった影響で、英国など欧州諸国の空港が 閉鎖に追い込まれた。一部では再開の動きも出ているが、英国の航空管 制を行うナショナル・エアー・トラフィック・サービシズは、英国上空 の飛行禁止措置をロンドン時間19日午後7時(日本時間20日午前3時) まで継続すると発表している。

16日の欧州株市場では、エールフランス・KLMが3.4%安の

12.44ユーロと、2月11日以降で最大の下げとなった。

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