トヨタ:制裁金1640万ドル支払いに同意、安全規定への違反は否定

トヨタ自動車は、アクセルペダル の不具合に関して当局への速やかな報告を怠ったとして科せられた 1640万ドル(約15億円)の制裁金支払いに同意した。自動車メーカ ーへの制裁金としては過去最高額。同社はただ、安全規定を犯した事 実はないと主張した。

トヨタは19日、「係争の長期化および訴訟の可能性」を避けるた めに制裁金を支払うとの文書を発表した。トヨタはアクセルペダルの 不具合で意図しない急加速を引き起こす恐れがあるとして世界規模で 800万台以上をリコール(無料の回収・修理)した。ラフード 米運輸 長官は一方、制裁金への支払い同意はトヨタが誤りを認めたことを示 していると述べた。

同長官は電子メール文書で、「問題はすべて速やかに報告するとい う法的義務を怠ったことをトヨタが認めたのを前向きに受け止める」 と述べ、「法律で定められているにもかかわらず、認知された安全性に 関する問題を報告しなかったことで、トヨタは消費者を危険にさらし た」と続けた。

トヨタが制裁金の支払いに同意したことを受けて、同社に対する 訴訟で原告が有利になる可能性がある。これまでに集団代表訴訟(ク ラスアクション)扱いを求めている消費者および株主の訴訟は少なく とも180件に上る。さらにトヨタ車を運転中にスピードが急加速し、 けがもしくは死亡したとして、少なくとも57件の個人訴訟が起こされ ている。

トヨタは、「当社が安全規定に違反したとする米運輸省道路交通安 全局(NHTSA)の主張は受け入れられない」と述べ、「当社は誠意 をもって調査に協力し、適切な対策を立ててきたと確信している」と 続けた。

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