東陽テク株連騰、計測器の環境好転で業績増額-1年3カ月ぶり高値

計測器輸入商社の東陽テクニカ株 が大幅続伸。情報通信業界や自動車産業で設備投資が増え、同社の計 測器販売も回復している。前週末16日の取引時間中に業績予想を増額 修正しており、業況好転を評価する買いが継続した。

この日は買い気配で始まり、午前9時15分ごろに前週末比5.7% 高の985円で売買が成立。その後も買いが優勢で、一時7.5%高の1002 円と2009年1月27日以来、約1年3カ月ぶりの高値水準を回復した。 16日の取引では午後2時の業績内容開示後に急騰、前日比13%高の 932円で終えていた。

新しい今通期(10年9月期)業績目標は、連結売上高が前期比

0.4%増の185億円、営業利益が同10%増の12億円。前回予想と比べ ると、売上高で10億円、営業利益で7億円の増額修正となった。

同社執行役員で、経営企画室長兼経理部長の十時崇蔵氏は、「上半 期実績に若干のプラスアルファを加えて通期予算をつくった」と指摘、 下半期分は保守的にみているという。事業環境の現状については「情 報通信、自動車業界向けデータ解析、EMC測定、ほぼすべての分野 で回復しており、その足取りは力強さが増している」と話した。

コスモ証券投資調査部の西川裕康シニアアナリストは、「会社側の 業績予想の精度が低く、注意が必要だが、きょうは16日の業績増額修 正をはやして短期資金が還流したようだ」との見方を示唆、中小型株 ならではの株価形成ととらえている。

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