日立ハイテ株が反発、半導体回復で業績期待-野村証格上げ

日立ハイテクノロジーズ株が一時、 前週末比3.8%高の2144円と反発。半導体需要の想定以上の好調を背 景に、半導体製造装置の受注が急速に回復し、業績が改善するとの見 方が一部アナリストから示され、買いが先行した。

野村証券は16日、投資判断を「中立(2)」から「買い(1)」、 目標株価を1973円から2565円に引き上げた。和田木哲哉アナリスト は16日付のリポートで、日立ハイテは顧客・製品構成上の理由で、業 績改善はほかの半導体製造装置の前工程メーカーに比べ緩やかだった が、「半導体需要の想定以上の盛り上がりと、製造装置受注の急増で、 当社の業績も本格的な回復ステージに入ろうとしている」と評価した。

リポートによると、日立ハイテは大手MPU(超小型演算処理装 置)メーカー、大手ファンドリーメーカーへの依存度が高い。2010年 に入って、ほかの半導体メーカーが設備投資を急増させているのに対 し、大手MPUメーカー、大手ファンドリーメーカーは比較的慎重な 購買姿勢を取っていた。また、主力製品CD-SEMについては、調 整局面での落ち込みが小さかった分、会社側は回復局面での反動増も 緩やかと見込んでいた。

しかし、顧客を含め半導体設備投資の再開が相次ぎ、本格的な業 績回復局面を迎えようとしているという。同業他社の組立用装置の受 注は4月に入ってから急回復、当社も需要回復の恩恵を享受している とみられる、とした。同証では、10年3月期の連結営業損益を15億 円の赤字(会社想定は53億円の赤字)、11年3月期は229億円の黒字、 12年3月期は473億円の黒字と予想している。

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