米景気回復「V字型」に傾斜、好業績でエコノミストが成長率予想修正

企業収益の急増を受けてエコノミ ストの間では経済成長率予想を上方修正する動きが目立つ。半導体メ ーカーのインテルや米銀JPモルガン・チェースなどの企業が投資を 増やすなか、米景気の回復は「V字型」の方向に傾斜しつつある。

ドイツェ・バンク・セキュリティーズの米国担当チーフエコノミ スト、ジョゼフ・ラボーニャ氏は、「企業の手元資金が厚みを増してい る。企業はそれを抱えず、設備投資や人材の採用に振り向けるだろう」 と述べ、「米経済が予想よりもかなり力強い回復を遂げる可能性は十分 にある」との見方を示した。

同氏が予想する2010年の成長率は4%と、84年の「V字」回復 を下回るものの、ブルームバーグ・ニュースが4月にエコノミスト59 人を対象に実施した調査の予想中央値(3%)を上回る。米経済は1981 -82年のリセッション(景気後退)後、84年に7.2%の成長率を記録 していた。

バークレイズ・キャピタルは今月16日、今年の成長率予想を3.5% から3.8%に上方修正。UBSセキュリティーズは9日、成長率予想 を3%から3.9%に引き上げた。09年の成長率はマイナス2.4%だっ た。

半導体メーカー最大手インテルは13日、今年の研究開発とM&A (合併・買収)の費用見通しを6億ドル(約552億円)増額し、約124 億ドルとした。資産規模で米銀2位のJPモルガンは14日、米州で約 9000人を採用する計画を示した。

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