【個別銘柄】証券など金融、航空・旅行、KDDI、コナミ、高岳製

材料銘柄の午前終値は以下の通り。

証券など金融株:野村ホールディングス(8604)が前週末比3.8% 安の662円と続落。大和証券グループ本社(8601)やSBIホールデ ィングス(8473)も安い。米国の金融検査当局が米金融大手のゴール ドマン・サックス・グループを詐欺的行為があったとして民事提訴し たことをきっかけに、リスク資産圧縮の動きが広がった。東証1部33 業種の証券・商品先物は3.5%安で下落率1位。業種別下落率上位には 銀行、保険、その他金融も並んだ。

航空・旅行関連:近畿日本ツーリスト(9726)が5.1%安の93円 と下落。アイスランドの火山噴火による火山灰の拡散で、欧州諸国の 空港が閉鎖されるなど事態が混乱しており、旅行会社や航空会社など の業績への影響が懸念された。エイチ・アイ・エス(9603)や全日本 空輸(9202)も下げ、国際航空貨物を手掛ける近鉄エクスプレス(9375)、 郵船航空サービス (9370)も下落。

KDDI(9433):3.4%安の45万8000円と5日続落。2010年3 月期の連結純利益は前期比4.6%減の2125億円になったもよう、と16 日に発表。携帯電話「au」の販売コストがかさんだほか、特別損失 の計上などが響く。野村証券は同日、投資判断を「1(買い)」から「2 (中立)」に、目標株価を74万7000円から53万8000円に見直した。

トヨタ自動車(7203):1.9%安の3625円と3日続落。米国でミニ バン「シエナ」約60万台を対象に自主改修する、と16日発表。スペ アタイヤを支えるケーブルが腐食する恐れがあるとしている。対象は、 道路に塩が使用される可能性が高いニューヨーク州など20州と首都 ワシントンで販売された1998-2010年モデル。為替相場の円高傾向も、 株価にマイナスに作用した。

コナミ(9766):5.8%安の1810円。一時6.8%安の1790円と09 年8月6日(8.1%)以来の下落率を記録した。世界的な景気後退や円 高などの影響を受け、10年3月期の連結営業利益は前の期比32%減の 185億円にとどまったもよう、と16日に発表。従来予想は同9.6%増 の300億円と増益を見込んでいた。同業でゲームソフトを開発するカ プコン(9697)、バンダイナムコホールディングス(7832)も安い。

高岳製作所(6621):7.1%高の377円。電力会社向け重電機器の 増加と原価低減効果により、10年3月期の連結純利益は前の期比30% 増の4億800万円になったもよう、と16日に発表。従来計画は5000 万円だった。利益水準の高まりを好感する買いが膨らんだ。

東京製鉄(5423):2.5%高の1215円と反発。自動車用鋼板に参入 すると、18日付の日本経済新聞が報じた。5月に中国の自動車部品メ ーカーにサンプル輸出し、タイの企業とも商談を進めているという。 アジア向け輸出で年間数十億円の売り上げを目指すとしている。

セイコーホールディングス(8050):2.2%安の221円と続落。10 年3月期の年間配当をゼロ(09年3月期は5円)にすると、16日に発 表したことが嫌気された。同期決算で多額の純損失発生が見込まれる ため。銀座に保有する賃貸用不動産の市場価格が帳簿価額に対し著し く下落しており、連結で56億円の減損損失を特別損失として計上する。

日立ハイテクノロジーズ(8036):2.7%高の2120円。野村証券は 16日付で、「半導体需要の想定以上の盛り上がりと製造装置受注の急 増で、業績が本格的な回復ステージに入ろうとしている」ことなどを 評価し、投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」、目標株価を1973 円から2565円に引き上げた。

東ソー(4042):2.5%高の251円と反発。ゴールドマン・サック ス証券では、投資判断を「売り」から「中立」に引き上げた。担当ア ナリストの横尾尚昭氏は17日付の投資リポートで、需要回復を背景と した稼働率改善により業績は底打ちしており、市場が期待している程 度の業績改善は可能、当面悪材料が出尽くしたと述べている。

東陽テクニカ(8151):4.9%高の978円と大幅続伸。一時7.5% 高の1002円と2009年1月27日以来、約1年3カ月ぶりの高値水準を 回復した。情報通信業界や自動車産業で設備投資が増え、同社の計測 器販売も回復している。前週末16日の取引時間中に業績予想を増額修 正しており、業況好転を評価する買いが継続した。

日本スピンドル製造(6242):4.9%高の172円。コスト削減効果 で、10年3月期の連結純利益は従来予想比2.4倍の1億3000万円に なったもよう、と16日に発表。前期実績は8億1100万円。

丸三証券(8613):1.6%安の558円。10年3月期の連結純利益は 15億円になったもよう、と16日に発表した。前の期は24億円の赤字。 同社はこれまで、市場環境の変動の影響を大きく受けるため、業績予 想を行うことは困難としていた。

東京美装興業(9615):100円(15%)高の780円とストップ高(制 限値幅いっぱいの上昇)買い気配のまま午前を終了。MBO(経営陣 による企業買収)で非上場化すると16日に発表。八木秀記社長が代表 取締役を務めるティービーホールディングスが同社株をTOB(株式 公開買い付け)で取得する。TOB価格は1株905円、買付代金は138 億円で、TOB価格にさや寄せする展開。

エス・バイ・エル(1919):4.8%安の60円と3日続落。競争激化 で販売戸数、一戸当たり単価・利益率が低下した上、固定資産評価損 なども膨らみ、10年3月期の連結純利益は前の期比82%減の4000万 円にとどまったもよう、と16 日に発表。従来は同2.8倍の6億円を 見込んでいた。

加賀電子(8154):3.8%安の976円。部材や情報機器の販売が前 回予想時より減り、10年3月期の連結営業利益は従来予想比23%減の 12億円にとどまったもよう、と16日に発表した。前の期は22億円。

KOA(6999):4.9%高の929円と反発。一時5%高の930円と 1月22日(6.3%高)以来、約3カ月ぶりの日中上昇率を記録した。 自動車業界やエレクトロニクス業界の設備投資回復に合わせ、抵抗器 需要が持ち直している。三菱UFJ証券が投資判断を「3(中立)」か ら「2(アウトパフォーム)」引き上げ、買いに拍車がかかった。

ゲンダイエージェンシー(2411):ストップ高水準となる1万5000 円(16%)高の10万6900円。発行済株式総数の7.94%に相当する8000 株、8億円をそれぞれ上限に、自己株式を取得する。取得期間は19 日から5月21日まで。また、11年3月期の連結営業利益は前期比4.6% 増の24億6000万円と計画した。クロスメディア関連の提案活動を積 極化、外注発注の最適化、デザイン工程の効率化も進める。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(4281):7000円 (16%)高の5万700円とストップ高。コスモ証券は16日付、投資判 断を「B(中立)」から「B+(中立プラス)」に、目標株価を2万8000 円から5万3000円に引き上げた。業績の回復した全国的に知名度の高 い企業を中心にインターネット広告への需要が回復し始めており、事 業環境は好転していると指摘する。

雪国まいたけ(1378):1.9%高の535円と反発。19日夜放送予定 のテレビ東京系の情報番組「カンブリア宮殿」で、同社が取り上げら れる。番組のホームページによると、人工的に大量生産することが難 しいとされていた「マツタケ」の生産を可能にしたという。

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