欧州株(16日):大幅安、米SECのゴールドマン提訴などを嫌気

欧州株式相場は大幅安。米証券取 引委員会(SEC)が米投資銀行のゴールドマン・サックス・グルー プを詐欺の疑いで提訴したほか、4月のロイター・ミシガン大学消費 者マインド指数が予想外に低下したことが嫌気された。ストックス 600指数は週間ベースでの上げを消した。

金融株が安い。ドイツ銀行は9カ月で最大の下げとなった。銅生 産で世界4位のエクストラータは、中国が不動産市場での投機抑制に 向けた措置を講じたことに反応して売られた。航空大手のエールフラ ンス・KLMグループは2カ月で最大の値下がり。アイスランドの火 山噴火に伴う運航取りやめが響いた。

ストックス600指数は前日比1.6%安の267.92で終了。下落 率は2月25日以来最大。週間ベースでは0.7%安となった。同指数 は週間ベースでは一時上昇していたものの、SECによるゴールドマ ン提訴が響き下げに転じた。SECは、ゴールドマンが米サブプライ ム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関連した金融商品に関し、 重要な事実について実際と異なる情報を伝えるか、またはその開示を 怠り、投資家を欺いたと主張している。

パイオニア・インベストメンツのドイツ部門の株式ポートフォリ オ・マネジメント部門責任者、マルクス・シュタインバイス氏は「S ECのゴールドマン提訴に反応し、相場は大きく下げている。これが 少なくとも短期的な調整のきっかけとなる可能性はある」と指摘した 上で、「長期的な影響を見極めるのは難しい。現在市場が注目している のはニュースのヘッドラインであり、詳しい分析ではない」と述べた。

ドイツ銀は7.3%安の55.99ユーロ。下落率は昨年7月以来最 大となった。ストックス600指数の金融株指数は2.7%安。

エクストラータは4.4%下げて1236.5ペンス。中国国務院は 15日、一部の住宅購入に対するローンの最低金利と頭金の割合を引き 上げた。不動産価格が過去最高の伸びとなったことから、投機的取引 を抑えるために「一段と強硬な」措置が必要だとしている。

エールフランス・KLMは3.4%下落の12.44ユーロと、2月 11日以降で最大の下げ。アイスランドでの火山噴火による火山灰雲の 影響で、欧州地域の航空サービスは週末にかけて混乱すると見込まれ ている。

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