欧州債(16日):ギリシャ債、ドイツ債とのスプレッド拡大続く

欧州債市場では、ギリシャ10 年 債のドイツ10年債に対するスプレッド(利回り格差)が4日連続で 拡大した。ギリシャがデフォルト(債務不履行)回避に向けた取り 組むを進める中、欧州諸国からのギリシャ支援の実施が遅れるとの 懸念が広がったことが背景にある。

ロンドン時間午後3時36分現在、両国債のスプレッドは前日比 25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し426bp。 欧州連合(EU)諸国の財務相らはマドリードでこの日、ギリシャ が救済策を速やかに要請する予定はないことを明らかにした。ショ イブレ独財務相は、当局者らがギリシャにIMF支援案の受け入れ 準備を始めるように提言するだろうと述べた。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ ダハイム氏(ミュンヘン在勤)は、「欧州諸国は、ギリシャが支援を 要請した場合に速やかに支援できる方法を解決する必要がある」と 指摘。ただ、「この日の会合に、関係国の政治的なメカニズムを迂回 (うかい)する形で、24時間以内に支援を実施するといった政治声 明を期待することはできない」と語った。

この日のギリシャ10年債は13bp上昇し7.43%。同国債(表 面利率6.25%、2020年6月償還)価格は0.87ポイント下げ91.71。 ギリシャ2年債利回りは7bp上げ6.89%となった。

一方、独10年債利回りは3.09%と、前日から4bp低下。独 2年債利回りも4bp下げ0.89%。一時は1990年以降の最低とな る0.88%まで下げる場面もあった。

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