グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市 場の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は3日ぶりに反落。中国当局が不動産市場の過熱を 冷ます措置を強化したことから、中国の不動産開発会社が売られた。 指標のハンセン指数は週ベースで3週ぶり下落で終了した。

中国政府系の不動産会社、中国海外発展(688 HK)は4.8%安。 携帯電話端末の受託生産で世界最大手の富士康(2038 HK)は昨年 7-12月(下期)利益が予想を下回り4.7%下落。

スプリングス・キャピタルのシニア・ポートフォリオマネジャー、 ジェニー・ティアン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビュ ーで、「中国の一部にバブルがあることは確かだが、過熱はまだ制御 できる」とした上で、「政府は不動産市場での投機的需要を抑えるこ とに照準を合わせた措置をとった」と指摘した。

ハンセン指数は前日比292.56ポイント(1.3%)安の

21865.26。前週末比では1.6%安で引けた。ハンセン中国企業株 (H株)指数は前日比2%安の12557.40。

中国国務院は、一部の住宅購入に対するローンの最低金利と頭金 の割合を引き上げた。2軒目の住宅購入については、頭金を最低 50%と、従来の40%から引き上げるとともに、住宅ローン金利は基 準金利の110%以上でなければならないとした。中国政府系の不動産 会社、チャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)は

4.2%安となった。

富士康の下期利益は5730万ドルと、アナリスト予想の8500万 ドルを下回った。一方、電力機器メーカーの東方電氣(1072 HK) は2009年通期が増益となり3.7%上げた。

【中国株式市況】

中国株式市場では、上海総合指数が下落。週間では2週連続の 下げとなった。政府が景気抑制でより強力な措置を講じるとの懸念が 広がった。一方、取引初日の株価指数先物は上昇した。

中国工商銀行(601398 CH)と中国建設銀行(601939CH) の上場銀大手2行はともに1%超の値下がり。政府が2軒目以降の住 宅購入者に対し、住宅ローンの最低金利と頭金の割合を引き上げたこ とが響いた。招商銀行(600036 CH)は2.5%下げた。

国内で石炭最大手の中国神華能源(601088 CH)と産銅最大手 の江西銅業(600362 CH)を中心に資源株も安い。成長減速に伴い 商品需要が減退するとの懸念が背景にある。

金元比聯基金管理のラリー・ワン副最高投資責任者(CIO、 上海在勤)は「これが不動産抑制策の最後だとは思っておらず、若干 の追加措置があるだろう」と指摘。「不動産は固定資産投資で大きな 比重を占めており、不動産市場が悪化すれば、経済全体が打撃を受け、 銀行や資源などの関連産業にも影響するだろう」と説明した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動 している上海総合指数は、前日比34.66ポイント(1.1%)安の

3130.30で終了。上海、深セン両証取のA株に連動しているCSI 300指数は同1.1%安の3356.33。株価指数先物は4つの限月すべ てが、中国金融先物取引所(CFFEX)の設定した基準値の3399 を上回った。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。インド準備銀行(RBI、中央銀行)が 来週利上げに踏み切るとの観測や、中国が不動産市場の過熱抑制に向 けた措置を打ち出したことが売り材料となった。指標のセンセックス 30種株価指数は週間ベースで10週間ぶりの下げとなった。

不動産開発でインド最大手のDLFは11週間ぶり高値から下げ に転じた。ダムや道路、橋の建設を手掛けるジャイプラカシュ・アソ シエーツは3週間余りで最大の値下がり。先日発表されたインドのイ ンフレ率が1年5カ月ぶり高水準にとどまったことから、20日に四 半期会合を開くRBIに利上げを迫る圧力が強まった。

ボンベイ証券取引所のセンセックス指数は前日比48.08ポイン ト(0.3%)安の17591.18で引けた。前週末比では1.9%下げた。

DLF(DLFU IN)の終値は2.3%下げ330.25ルピー。ジャ イプラカシュ(JPA IN)は2.3%安の148.05ルピーと、先月23 日以来の安値で終了した。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比17.2ポイント(0.3%)安の4984.7。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比9.42ポイント(0.5%)安の

1734.49。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比60.37ポイント(0.7%)安の8111.57。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比9.75ポイント(0.3%)安の3007.19。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサマレーシアKLCI指数は前日比6.06ポイン ト(0.5%)安の1332.77。

【タイ株式市況】

SET指数は前営業日比24.74ポイント(3.3%)安の

736.16。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比21.86ポイント(0.8%)安の

2878.67。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比13.30ポイント(0.4%)安の

3265.54。

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