米GE1-3月期:18%減益、売上高が予想下回る

米複合企業ゼネラル・エレクト リック(GE)の2010年1-3月(第1四半期)決算は利益が前 年同期比で18%減少。売上高はアナリスト予想に届かなかった。エ ネルギーや航空機、機関車部門で大型機器の販売が落ち込んだ。

GEの16日の発表によると、継続事業ベースの利益は23億 4000万ドル(1株当たり21セント)と、前年同期の28億5000 万 ドル(同26セント)から減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たアナリスト10人の予想平均では1株当たり16セントと見込まれ ていた。売上高は前年同期比4.8%減の366億ドルと、アナリスト 予想を上回る落ち込みとなった。

ジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)は金融部門で あるGEキャピタルの融資損失の食い止めに努めているほか、引当 金の積み増しを実施。その一方で、より選別化された産業ビジネス 部門への資源集中を進めている。

サービスと機器全体の受注残高は1%未満減少の1740億ドル。 GEエナジー・インフラストラクチャーとGEテクノロジー・イン フラストラクチャー部門の売上高はいずれも減少した。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、スティー ブン・ウィノカー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビュ ーで、「こうした多くの異なる事業は景気サイクルにおいてやや遅れ て回復する傾向がある」と指摘。「重要なことは、受注に改善が見ら れ始めたことだ」と述べた。

「上向きの可能性」

イメルトCEOは発表資料で、今年の業績は09年に比べやや変 化すると見込んでいるとし、それは「上向きの可能性」だと述べた。 GEはさらに、年末を通じて利益が増加するとの見通しを示したほ か、2011、12年の通期利益がともに拡大するとして、同社のキー ス・シェリン最高財務責任者(CFO)の先月の予想を繰り返した。

同CEOはさらに、GEキャピタルの損失が「ピークに達した ようにみられる」との認識を示した。

GEの事業再編

イメルトCEOは昨年、部門再編を実施し、全従業員の約10% を削減。今回の発表資料で同CEOは、さらなる再編を検討してい ることを明らかにした。

GEキャピタルの利益は減少。商業用不動産事業の損失が圧迫 要因になった。同金融部門では不動産を除くすべての事業が利益を 計上した。

GEエナジー・インフラストラクチャーは、売上高が減少した ものの増益となった。GEテクノロジー・インフラストラクチャー は、売上高、利益ともに落ち込んだ。機関車の出荷減や航空機事業 の減少が影響した。同テクノロジー部門のヘルスケア事業は21%の 増益、売上高は5.2%増えた。

NBCユニバーサルの利益は減少したものの、ドイツ銀行のア ナリスト、ナイジェル・コー氏が予想していたほどは悪化しなかっ た。同部門の売上高は増加した。

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