ユーロ圏:3月インフレ率1.4%-2月貿易収支は黒字(Update2)

ユーロ圏の3月のインフレ率は速 報値を下回る伸びとなった。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の16日の発表による と、3月の消費者物価指数(改定値)は前年同月比1.4%上昇となっ た。先月31日公表の速報値(1.5%上昇)から小幅下方修正されたも のの、依然として2008年12月以来の高い伸びとなっている。

企業は業績改善に向けてコストと人員の削減を進めているものの、 原油相場が過去2カ月で15%上昇したことがインフレ率を押し上げ た。欧州中央銀行(ECB)のシュタルク理事は15日、インフレリス クは「上振れ方向に傾いた」もようだとし、「3月のインフレ加速が一 時的なものか、あるいはより持続的な性質のものか」を見極めること が重要だろうだと語った。

ブロクサム・ストックブローカーズ(ダブリン)のチーフエコノ ミスト、アラン・マクウェイド氏は、「リセッション(景気後退)後の ユーロ圏経済にはかなりの余剰能力があり、エネルギーコストだけが 物価上昇要因となっている」と指摘した。

同時に発表された2月のユーロ圏貿易収支によると、輸出は季節 調整済みで前月比2.7%増加(1月は0.2%減少)、輸入は1.5%増加 (同1.1%増加)した。この結果、2月は26億ユーロ(約3260億円) の貿易黒字となった。1月は90億ユーロの赤字だった。

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