高松コンG株急騰、選別受注で利益率向上-傘下の羽田新滑走路寄与

【記者:鷺池秀樹】

4月16日(ブルームバーグ):中堅ゼネコンの高松コンストラクシ ョングループ株が一時、前日比11%高の1267円と急騰。2008年11 月21日(15%高)以来、約1年5カ月ぶりの日中上昇率を記録した。 グループを挙げて高採算案件に絞った選別受注を展開、工事利益率が 改善している。傘下の青木マリーンが手掛ける羽田空港新滑走路建設 工事の進ちょくも想定を上回り、業績好転を評価する買いが膨らんだ。

高松コンGが15日の取引終了後に公表した前期(2010年3月期) 決算速報によると、連結純利益は前の期比5.1倍の32億円となったも ようで、前回予想の15億円と比べると2.1倍に膨らむ。1件当たり工 事利益率が着実に向上、鋼材など原材料価格も低下し、営業利益率が

4.4%と前の期から1.5ポイント改善した。

同社執行役で経営管理本部長の後藤博氏は、「事業環境は厳しい。 一定の利益が確保できない案件に手を出すと、リスクを背負い込んで しまう」と指摘。その上で、グループ全社で選別受注を行い、売り上 げが減っても、利益を残すことにこだわったと説明した。

羽田空港の新滑走路建設プロジェクトは追い風となった。同プロ ジェクトを手掛ける青木マリーンの前期連結純利益は前の期比8.4% 増の2億6000万円となり、前回の想定を8.3%上回った。これに伴い 青木マリンの親会社、青木あすなろ建設の前期連結純利益も6億円と 従来計画から2億円(50%)上振れた。

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