米地方テレビ広告収入が回復、今年は16%増も-自動車会社がけん引

米新聞発行最大手のガネットと 米3大ネットワークの1つであるCBSなどの地方テレビ広告収入 は、自動車メーカーやディーラーの広告費の回復を受け、今年16% 増加する見通しだ。

昨年早くはリセッション(景気後退)が広がり、ゼネラル・モ ーターズ(GM)やクライスラーの経営破たんが迫る中、自動車会 社はほぼコマーシャルから姿を消した。広告調査会社カンター・メ ディアによると、会社更生手続きを完了したGMとクライスラーの 地方テレビ広告費は、今年最初の2カ月間で2009年の2倍余りに 増加した。

米調査会社マグナ・グローバルの予測ディレクター、ブライア ン・ウィーザー氏は、「地方テレビ広告市場は、昨年の弱い水準との 比較や、昨年ほとんど広告から消えていた自動車がおおむね復活し たことに加え、政治的環境も好調なことから、確実に持ち直してい る」と述べた。

インターパブリック・グループ傘下のマグナ・グローバルは今 週、今年の地方テレビ広告収入が、昨年の20%減から今年は16% 増の156億ドル(約1兆4460億円)になるとの見通しを明らかに した。

ノーブル・ファイナンシャル・グループのアナリスト、マイケ ル・クピンスキ氏によると、ガネットが16日に発表する2010年1 -3月(第1四半期)決算では、テレビの増収を受け、利益がアナ リスト予想を上回る見通しだ。同氏はガネット株について買いを推 奨している。ブルームバーグのデータによると、アナリストの1株 当たり利益予想は41セントと、前年同期の実績である34セントを 上回っている。

マッコーリー・キャピタルUSAは今週、CBSの1-3月期 の地方放送収入の見通しを引き上げ、18%増とした。同社のアナリ スト、ベンジャミン・ストレッチ氏は、CBSの同四半期の地方テ レビ・ラジオ収入の予想を1400万ドル引き上げ、6億500万ドル としている。

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