NY原油(15日):下落、景気とエネルギー需要回復鈍化の兆しで

ニューヨーク原油相場は下落。 過去7営業日のうち6日間で値下がりした。米新規失業保険申請件数 が予想外に増加し、2カ月ぶり高水準となったほか、米鉱工業生産の 伸びが予想を下回り、エネルギー需要回復の鈍化が示唆された。

原油は一時0.7%安。米労働省が発表した10日に終わった1週間 の新規失業保険申請件数は前週から2万4000件増加して48万4000 件だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した3月の鉱工業 生産指数は0.1%の伸びにとどまった。暖かい日が続いたことで、光 熱消費がここ4年で最大の落ち込みとなったことが影響した。

エネルギー顧問会社、オイル・アウトルックス・アンド・オピ ニオンズのカール・ラリー社長は「米鉱工業生産の伸びは予想ほどで はなかったし、米失業保険申請はもう少し低い数字が予想されてい た」と指摘。「前日の相場上昇に加え、ここ数日は記録的な出来高が 続き、この日は小休止となっている」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は 前日比0.33ドル(0.38%)安の1バレル=85.81ドル。過去1年間 では74%上昇。前日は2.1%高と、3月29日以来の大幅高となった。

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