ギリシャ支援にドイツ国内で反発広がる-エコノミストや野党が疑問視

ドイツではギリシャ支援への協 力に反発が広がっている。エコノミストや経済界リーダー、政治家 らは、欧州連合(EU)による支援策にドイツが84億ユーロ(1 兆600億円)を拠出することに疑問を呈している。

ドイツの連立与党内部からもEUの支援策に批判が出ており、 慎重論の広がりでメルケル独首相への風当たりは一段と強まってい る。ドイツ財務省は14日、ギリシャ支援は議会で採決にかけられ る公算が大きいとの見解を示しており、来月にドイツの大規模州で の地方選挙を控え、議会では対立が深まる恐れがある。

野党社会民主党(SDP)で予算問題担当のスポークスマン、 カールシュテン・シュナイダー氏は電話取材に答え、「これは非常 に重要な新たな領域だ。ユーロ圏の納税者の資金が加盟国の赤字穴 埋めに使われる先例を作ることになる」と指摘。「わたしはこの先 例を非常に憂慮しており、支持を差し控えるかもしれない。非常に 中途半端なものだ」と語った。

欧州諸国での審議が遅れれば、EUと国際通貨基金(IMF) による450億ユーロ規模の包括支援策の実行が遅れかねないとの懸 念が広がり、ギリシャの10年国債相場は3日続落した。

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