JPモルガンCEO:卒業式で講演する-シラキュース大生が反発でも

米銀JPモルガン・チェースのジ ェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、シラキュース大学 の5月16日の卒業式で予定されている自身の講演に学生らが反対し ていることについて、気持ちは理解できるとした上で、予定通りスピ ーチを行う考えを示した。

ダイモンCEOは2010年1-3月(第1四半期)決算発表後の記 者団との電話会議で「学生らによる人選ではあっても、一部から反対 が出ることは完全に理解できる」と述べ、「人間は正しいと信じること のために立ち上がるべきで、異なる何かを求めて行動したい人々を称 賛する」と語った。

シラキュース大では、学生とその家族が苦しむことになった金融 危機で大きな役割を演じた投資銀行の代表者ともいえるダイモンCE Oを講演者として招待すべきではないとして、900人近い学生と卒業 生がオンラインの嘆願書に署名した。この運動を主導する学生グルー プは、16日に反対集会を開くという。

ダイモンCEOを講演者として招待することに賛同する同大4年 生のゲーリー・ステファンスキーさんは「学生はかなり両極端に割れ ている」として、「ダイモン氏がやってくることを本当に楽しみにして いるか、嘆願書まで用意して猛反対するか、どちらかだ」と説明した。 電話インタビューに答えた。

ステファンスキーさんは、オバマ米大統領が昨年2月にJPモル ガンの「かなり良好な経営状況」を指摘してダイモンCEOに罰を与 えるべきではないと発言したことを挙げ、同CEOは「ウォール街で 最も尊敬されている人物の一人だ。オバマ大統領ができた称賛をどう して学生ができないのだろう」と語った。

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