米住宅建設会社の社債、サブプライム危機前の水準を回復

米住宅建設会社の社債が世界的な 信用危機前の水準に回復してきた。米景気の回復は力強く、デフォル ト(債務不履行)は回避されるとの見方が投資家の間に広がったこと が背景。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの米ハイイール ド 住宅建設・不動産指数によると、米国債に対する利回りの上乗せ幅 は6.06ポイント以内と、2007年8月以来の水準に縮小した。ホブナ ニアン・エンタープライゼズは3月2日、2009年11月-10年1月(第 1四半期)決算で約3年ぶりの黒字を計上したと発表し、その後同社 の社債は11%上昇した。

同社社債などを含めて470億ドル相当の債券運用に携わるロー ド・アベットのファンドマネジャー、クリス・タウル氏は「住宅建設 会社の最悪期が過ぎたのは間違いない。数字に表れている」と述べた。

投資家の間で強気な見方が広がっている背景には、米経済が1930 年代以降で最悪のリセッション(景気後退)から立ち直り、失業率は 17年ぶりの高水準から低下した上、米連邦準備制度理事会(FRB) が金利を過去最低水準として住宅市場を支援していることがある。

ブルームバーグがまとめた全米不動産業者協会(NAR)のデー タによると、平均的な所得水準の世帯の住宅の買いやすさを示す住宅 取得可能指数は昨年10-12月(第4四半期)に1986年の統計開始以 来最高の水準に接近した。

シティグループのトム・フィッツパトリック氏らアナリストは13 日付リポートで、「これを決して強気ではないと見るのは難しい」とし、 「いくらか『より明るい日々』がすぐそこまで来ていると考える理由 は十分にある」と指摘した。

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