英保守党党首:投資銀行とリテール分離、「誤った境界線」引かない

英最大野党である保守党のキャメ ロン党首は、金融機関のリテール(小口金融)と投資銀行業務の分離 について、5月6日の総選挙で勝利した場合、「誤った境界線」を引く ことを避けたい考えを示した。

キャメロン党首は14日のインタビューで、「オバマ米大統領は、 大規模な自己勘定取引などリスクの高い業務をリテールバンクに認め るべきではないと発言しているが、それは正しいと思う」と指摘。「そ の範囲を超えて、誤った境界線を引かないように注意しなければなら ない」と語った。インタビューは、イングランド北西部の遊説先に向 かう飛行機の中で行われた。

保守党は13日発表したマニフェストで、リテールバンクが大規模 な自己勘定取引など、金融システム全体の安定を脅かす業務に携わる ことを禁止する国際的な合意を目指す公約を打ち出した。ブラウン首 相率いる与党労働党は、政府が出資するロイヤル・バンク・オブ・ス コットランド・グループ(RBS)やロイズ・バンキング・グループ の事業分割を進める方針だ。

金融危機の再発防止や経済成長の促進、過去最悪の財政赤字の削 減などが争点となる今回の総選挙では、労働党と保守党のいずれも議 席の過半数を確保できないとの見通しを世論調査の結果は示唆してい る。

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