中国人による豪農地向け投資:過去半年で10倍に拡大-不動産業者

複数の不動産業者によると、中国 人によるオーストラリアの農地向け投資が過去半年間で10倍に拡大し た。豪州が住宅地の購入規制を緩和する一方、買い手は農業投資の好機 とみている。

ランドマーク・オペレーションズの不動産マネジャー、ジェフ・ヒ ックソン氏は「買い手は大規模な畜産農場に関心がある。安全な投資環 境の下、多くの資金を保有しており、豪州で利益を上げる好機を見いだ している」と指摘。「過去半年間、中国人の買い手による購入が大幅に 増えており10倍に伸びている」と述べた。

ヒックソン氏によると、ランドマークなどの不動産業者は中国語の 通訳を雇うようになっている。同氏は先週、複数の中国人顧客に、クイ ーンズランド州マッカイ近郊の広さ約1000エーカー(約405ヘクター ル)の畜産農場を紹介した。中国人の農場投資への関心の高まりは、鉱 物需要拡大のトレンドに酷似している。鉱物需要の増加などにより、豪 州経済は世界的な金融危機の間、リセッション(景気後退)を回避する ことができた。

豪農業サービス会社のエルダーズで農業不動産を専門とするジョ ン・バーク氏は「中国人の買い手の関心は少なくとも10倍に高まって いる。先週にはクイーンズランド州にある綿花農場を中国人の複数の買 い手に1500万豪ドル(約13億円)で売却した」と述べ、「中国人は 多くの資産を保有し、牛肉や綿花、穀物関連の不動産など安全性の高い 投資先を求めている」との見方を示した。

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