米リーマンに提訴の根拠も、ゴールドマンなど相手に-破たん調査官

米リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスの経営破たんの調査官アントン・バルカス氏は、同社のト レーディング・ポジションをシカゴの取引所が競売にかけた際、ゴー ルドマン・サックス・グループやバークレイズがこれらの引き受けで 12億ドル(約1120億円)の追加証拠金を要求したため、リーマンに は両社を相手取り提訴する根拠があるとみられるとの見解を示した。

バルカス氏の3月11日付の報告書に示された詳細によると、ゴ ールドマンはオプション・先物取引所運営のCMEグループにおける リーマンの株式デリバティブ(派生商品)の競売に高い価格で応札し、 2008年9月に非公開の競売でこれら4億4500万ドル相当の資産を 取得した。バークレイズはリーマンのエネルギー関連デリバティブの 競売に高い価格で応札し、CMEから7億700万ドルの資産を取得し た。リーマンの通貨や農産物、金利のデリバティブ資産の競売では、 最高額の入札者はDRWトレーディングだったという。

バルカス氏は、CMEでの自己勘定取引のためのリーマンの預託 金20億ドルの移管により同社に12億ドルの費用が生じたとし、CM Eも提訴される可能性があると付け加えた。さらに、「問題の移管が不 正なものだったと主張することは可能だとの結論に至った」とし、破 産法に基づいてリーマンは競売を取り消すこともできるだろうとの見 方を示した。

バークレイズとゴールドマン、CMEの広報担当者はコメントを 拒否しており、DRWトレーディングのストラテジスト、ルー・ブラ イエン氏は訴訟の可能性についてコメントを控えた。

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