積水ハウスが2年4カ月ぶりの社債発行、5年物700億円-即日完売

住宅メーカー最大手の積水ハウスが 2年4カ月ぶりに総額700億円の起債を行った。良好な社債市場の需給環 境を背景に、14日の投資家への募集では即日完売となった。

共同主幹事証券によると、積水ハウスが発行する国内普通社債(S B)は年限5年の第13回債。表面利率は0.703%、発行価格は100円。ス プレッド(金利上乗せ幅)は対国債利回りで+17bp(1bp=0.01%)だ った。格付けは格付投資情報センター(R&I)からAA-を取得した。

主幹事は、事務幹事を三菱UFJ証券が務め、野村証券、みずほ証 券が共同主幹事となった。

今年に入ってからの住宅メーカーの起債件数は、格付けがR&Iで 積水ハウスと同格の大和ハウス工業が今年1月に発行した程度。積水ハ ウスも過去10年の間に1回しか社債を発行していない。

日本証券業協会売買統計参考値によると、流通市場の大和ハウス債 の対国債比スプレッドは現在、21bp程度で起債時と比べ2bp縮小してい る。

共同主幹事は、大和ハウス債の条件などを念頭に置いた上で、発行 額を500億円、対国債比スプレッドを+17bpから+22bpで、投資家に需 要調査を行ったという。最終的には発行額が700億円、スプレッドが17 bpで決まった。

社債市場の起債環境は極めて良好な状態。投資家の新年度入りの資 金余剰と事業会社の新発SBが品薄状態となる中、日本企業の信用リス クの指標であるマークイットiTraxx日本指数(S13)は14日にリ ーマンショック以降、最低水準の84bpまで低下した。

共同主幹事証券のシンジケーション担当者は、この日の積水ハウス 債について、期初であることや希少性などが評価されたと語った。

事務主幹事の三菱UFJ証券デット・シンジケーション室担当者に よると、今回の積水ハウス債の発行条件はレンジの下限で決まったもの の、+20bp台のスプレッドにこだわる投資家もみられた。

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