アイスランドの火山噴火で影響拡大-欧州で欠航相次ぐ

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アイスランドの噴火による火山灰 の拡散によって欧州の空の便は混乱が悪化している。火山灰は東はモ スクワにまで達し、英国やフランス、ドイツなどの航空サービスを遮 断して週末の移動を難しくしている。

欧州の航空路を監視するユーロコントロールのオペレーション責 任者、ブライアン・フリン氏によると、域内で通常運航されている便 のほぼ半数に当たる1万5000便が16日は欠航となる公算。15日は 8000便が欠航だった。

アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河にある火山の噴 火による火山灰は南東へと流れ、スコットランドとアイルランドの一 部の空港が再開されたものの、ほかの空港は閉鎖されている。業界コ ンサルタント会社のアジア太平洋航空センターは、空港閉鎖が3日間 に及べば600万人の足に影響が出ると試算した。

フリン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「今 日の見通しは実際、さらに悪い」として、「欧州北部の空港の大半は今 日いっぱい閉鎖されたままだと予想される」と語った。火山灰がエン ジンや速度計などの機器に損傷を与える恐れがあるため、航空各社は 運航を停止している。

英国の航空管制を行うナショナル・エアー・トラフィック・サー ビシズ(NATS)によると、同国の空域では飛行禁止措置が少なく とも17日の午前7時まで延長された。ドイツの航空管制会社によれ ば、同国ではハブ空港のフランクフルトを含め10の空港が閉鎖され た。火山灰が16日午後か夕方に南部のミュンヘン航空に達した時点 で南部空域の閉鎖について決定すると同空港は発表した。

予報サービスのアキュウェザー・ドット・コムによれば、火山灰 の欧州への影響は18日まで続く公算。英NATSは状況が急速に改 善するとはみていない。

ポーランドではクラコフ上空の空域が閉鎖された。クラコフでは 18日に、飛行機事故で急死した故カチンスキ大統領の葬儀が予定され ており、オバマ米大統領も参列する予定となっている。

英民間航空局(CAA)のニコルソン報道官は、空域で飛行が再 開されても、航空機を配備して通常の運航に戻るには時間がかかるだ ろうと述べた。

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