ギリシャ国債相場、ユーロ圏支援策を利用する可能性示唆-利回り上昇

ギリシャ国債相場は、同国がデフ ォルト(債務不履行)を回避可能だと投資家に納得させるために450 億ユーロ(約5兆7400億円)の国際支援を利用せざるを得ない可能性 を示している。

ギリシャの2年物国債相場は14日に続落し、ギリシャ国債のデフ ォルトに備えた保証料は4月8日に付けた過去最高水準に接近した。 ユーロ圏財務相らが11日に合意したギリシャ支援策をめぐっては、ド イツとフランス、アイルランドの議会で拠出の是非に関する投票が必 要になる。政府当局者らが14日明らかにした。オランダの議会は15 日にギリシャ支援を審議する。

ベアリング・インベストメント・サービシズの資産配分調査ディ レクター、トビー・ナングル氏は「支援資金が提供されないとの懸念 がある」と述べ、「否決されることを見越して自己資金を賭けることに 積極的な人々がいる」と指摘した。

ユーロ圏財務相らは11日、ギリシャが要請した場合にはユーロ圏 と国際通貨基金(IMF)が約5%の金利で期間3年の融資を実行す ることに合意したと発表した。具体策発表の背景には、先の支援合意 ではギリシャ政府が財政赤字を縮小できると投資家を納得させられな かったことがある。

PIMCO

世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベスト メント・マネジメント(PIMCO)は今週、ギリシャ国債をまだ買 う用意はないと表明。資産運用で世界最大手の米ブラックロックは、 支援参加国が自国内の反発に耐えられることを示す必要があると指摘 した。

格付け会社フィッチのディレクター、クリストファー・プライス 氏は14日、「ギリシャは市場での調達に失敗するところを見られるこ とを望まないだろう」として、「欧州連合(EU)に支援を求める方を 選ぶだろう。1、2週間内にそうするのではないか。それ以上待てる と思えない」と語った。フィッチは9日、ギリシャの格付けを2段階 引き下げ、ジャンク(投機的)級を1段階上回る「BBB-」とした。

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