米連銀経済報告:1地区除く全域で景気「幾分拡大」

米連邦準備制度理事会(FR B)が14日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)による と、3月に景気は大部分の連銀地区で「いくらか」拡大した。個 人消費や製造業が改善しており、景気回復の勢いに加速はみられ ないものの、回復のすそ野が広がりつつあることが示唆された。

ベージュブックは「前回の報告からセントルイス連銀を除く すべての地区で経済活動は拡大した。セントルイス連銀は経済状 況の『軟化』を報告した」と記述した。

バーナンキ議長証言

バーナンキ議長は14日、上下両院合同経済委員会で証言。雇 用回復の「抑制要因」がみられると述べ、向こう数四半期の景気 回復が「緩やか」になるとの見通しを示した。

ベージュブックでは「労働市場は総じて弱いが、一部では、 特に人材派遣部門では雇用が明らかにみられる」と指摘しており、 消費者物価については「総じて抑制された水準」であり、生産者 は原材料の一部値上がり分を消費者物価に転嫁するのが厳しい状 況だと説明した。

今回の報告は、12地区連銀が4月5日までに実施した企業聞 き取り調査を基に、ミネアポリス連銀のスタッフがまとめた。次 回の連邦公開市場委員会(FOMC)は今月27-28日に開かれ る。

セントルイス連銀

セントルイス連銀は今回、製造業とサービス部門での落ち込 みを報告した。

ベージュブックは、一部連銀は消費者が以前よりは「いくら かの自信を取り戻した」と指摘、企業は今後の売り上げに「慎重 ながらも楽観」を見せいていると記述した。

ベージュブックによると、「一部は景気回復の兆候がみられる 中で、サービス部門は強弱が混在している」が、製造業部門は前 回の報告以降、全米の大半で拡大した。

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