中国国務院:「急速」な成長は主に刺激策が要因-引き揚げには慎重

中国国務院(内閣に相当)は、1 -3月(第1四半期)の「急速」な成長は主に刺激策と、低水準の成 長となった前年同期との比較からくるもので、政策当局が危機対策の 終了に慎重になる可能性を示唆していると指摘した。

国務院が14日夕、第1四半期経済に関する会合後に、政府ウェブ サイトで声明を発表した。第1四半期の国内総生産(GDP)は15日 に発表される。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト24人を対象に実施した 調査の中央値によれば、中国の第1四半期GDPは前年同期比11.7% 増と、約3年ぶりの高い伸びになったもようだ。

アクション・エコノミクス(シンガポール)のエコノミスト、デ ービッド・コーエン氏は「成長は力強いが、政策当局は刺激策の引き 揚げには慎重な姿勢を示す見通しだ」と予想。「広範な引き締め策を打 ち出すことはないだろう」と述べた。

国務院は中国が今年、好調なスタートを切ったと言及。貿易が回 復しているほか、物価もおおむね安定した状態が続いており、景気回 復は強固なものになりつつあるとの見解を示した。一方、問題として 海外のソブリン債リスク、商品相場高、インフレ期待の高まり、財政・ 金融危機の可能性を挙げた。

また、適度に緩和的な金融政策と積極的な財政政策の堅持をあらた めて表明するとともに、行き過ぎた住宅価格上昇には抑制措置を取り、 適度な融資の伸びを維持する方針も再度示した。

国務院は「現在、経済成長をめぐる環境は極めて複雑だ」と指摘。 今年1-3月期の「急速な成長は、主に刺激策と、前年同期が比較的 低い成長にとどまったことによるものだ」と説明した。

--Li Yanping, Kevin Hamlin. Editors: Paul Panckhurst, Eugene Tang.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori +1-212-617-6107 smori1@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Yanping in Beijing at +86-10-6649-7568 or yli16@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +81-3-3201-7553 or canstey@bloomberg.net

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