伊仙町長:徳之島は「断固反対」、普天間移設で1万人集会を週末に

【記者:坂巻幸子】

4月14日(ブルームバーグ):沖縄の米海兵隊普天間飛行場(宜野 湾市)移設先として鳩山由紀夫首相が検討していると言われている徳之 島の大久保明・伊仙町長は14日、島の3町長をはじめ約2万6000人 の住民のほとんどは移設に反対で、18日には1万人規模の抗議集会を 準備していると語った。

大久保町長は、ブルームバーグ・ニュースの電話インタビュー で、民主党の牧野聖修・衆院議員から1月25日に、大久幸助・天 城町長、高岡秀規・徳之島町長とともに、普天間を移設したいので 平野博文官房長官に会うよう依頼を受けたことを明らかにした。し かし、牧野氏に電話で2日後に、騒音や治安の問題などもあり、受 け入れ拒否の回答をしたという。

大久保氏は、雇用、経済効果、振興策などの面から移設を推進 する人も一部いるが、「現実にはほとんどは反対だ。これからも断 固反対を貫く」と述べた。鳩山首相については「もう本当に落とし 所がなくなった。だから普天間を継続使用となれば、間違いなく責 任問題だ」と語った。

牧野聖修事務所の秘書、鶴田博和氏はブルームバーグの電話で の問い合わせに対し、牧野氏が徳之島案を首相に進言したことを認 めたが、今は政府が対応することになったとして取材依頼を断った。

一方、民主党の渡部恒三元衆院副議長は14日、都内で講演し、 普天間の移転先として日米合意とまったく異なる場所を検討したこ とを「間違いだ」として、鳩山政権について「命が続くかどうか」 と先行きに懸念を表明した、と時事通信社が報じている。同氏は先 週、首相が普天間問題を解決できなければ「その責任は政権交代と いうことになる」と日本外国特派員協会の講演で語った。

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