ワシントンM元CEOはゴールドマン信用せず、鮫と泳ぐよう-メール

経営破たんした米S&L(貯蓄・ 貸付組合)、ワシントン・ミューチュアルの最高経営責任者(CEO) だったケリー・キリンジャー氏は、同社が破たんに向かいつつあった 2007年、ゴールドマン・サックス・グループを信用していなかった。 米議会の調査チームが公表した電子メールから分かった。

同氏は執行副社長の1人だったトッド・ベーカー氏にあてた2007 年10月12日の電子メールで「この件でゴールディー(ゴールドマン のこと)を信用しない」と書いている。「彼らは頭がいいが、彼らとい っしょにやるのは鮫といっしょに泳ぐようなものだ。ゴールドマンは CfCにアドバイスするかたわらで住宅ローン証券を大々的にショー ト(売り持ち)していた」とメールは続く。CfCは07年に資金繰り 難に陥った住宅金融大手、カントリーワイド・ファイナンシャルのこ と。

電子メールのやり取りは、ゴールドマン内部での投資銀行部門と トレーディング部門の利害相反を同社の顧客が懸念していたことを示 している。ワシントン・ミューチュアルは08年9月に破たん。同社は 米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンとオプション付 き変動金利型住宅ローン(オプションARM)提供で最大手の1社だ った。

ゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。電子メールは、 信用リスクをバランスシートから移転する方法についての助言でゴー ルドマンのバンカー、ジョン・マホニー氏を起用するというベーカー 氏の提案をキリンジャー氏(60)が退けていたことを示している。ベ ーカー氏も、マホニー氏を強く推奨する一方で懸念もあると認めてい た。

米議員らは、ゴールドマンが07年に顧客にサブプライム証券を販 売する一方で同証券の下落を見込む取引をしていたとして批判してい る。

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