中国:1-3月GDPは11.7%増か、利上げ圧力増大も-15日発表

ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミスト調査によると、中国の2010年1-3月(第1 四半期)の実質国内総生産(GDP)は前年同期比11.7%増と、 約3年ぶりの高い伸びになったもようだ。同国の当局者が、利上げ や人民元の事実上のドル・ペッグ(連動)の廃止に踏み切る可能性 が高まる見通しだ。

11.7%増はエコノミスト24人の予想中央値。09年10-12月 (第4四半期)は同10.7%増だった。

アジア開発銀行(ADB)は13日、域内各国の政策当局に対 し、インフレ加速と資産バブルを回避するため、政策金利の引き上 げを呼び掛けた。中国は一部の米議員から、貿易上の優位性を維持 するため元相場を不当に割安水準にとどめていると批判されている。 ブルームバーグ・ニュースが実施した調査によると、エコノミスト らは中国が6月30日までに元の上昇を容認する公算が大きいと見 込んでいる。

UBSのエコノミスト、王濤氏(北京在勤)は「元の問題に取 り掛かるには良い時期だ。成長は力強く、国際的な圧力が強くなり 過ぎる前だからだ」と説明。「第1四半期の成長率が力強かった場 合、月内にも利上げに着手する用意が整うだろう」と指摘した。

15日に発表されるGDP統計は、前年同期が、世界的な金融 危機を背景に輸出が落ち込み約10年ぶりの低成長だったことも上 振れ要因になる。今年1-3月期の輸出高は前年同期比で28.7% 増加した。

ブルームバーグ調査によると、3月の消費者物価指数(CPI) は前年同月比で2.6%上昇と、1年4カ月ぶりの高い伸びとなった 2月と近い水準になる見込みだ。1-3月期の都市部固定資産投資 は前年同期比26%増と予想される。

3月の工業生産の予想中央値は前年同月比18.2%増、小売売 上高は同18%増。1-3月期の乗用車販売は前年同期比76%増と 見込まれる。

--Kevin Hamlin. Editors: Paul Panckhurst, Russell Ward.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka +81-3-3201-2482 ashirotsuka@bloomberg.net Editor:Akiko Kobari

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