リッチモンド連銀総裁:米経済、年内緩やかなペースで拡大へ

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【記者:Scott Lanman、Joshua Zumbrun】

4月13日(ブルームバーグ):米リッチモンド連銀のラッカー総 裁は13日、個人消費や企業支出が上向くなかで、年内の米経済は緩や かなペースで拡大する可能性が高いとの見解を示した。

ラッカー総裁はウェストバージニア州モーガンタウンで講演し、 米労働省が発表した3月の雇用者数が前月比16万2000人増加したこ とについて、景気回復に関してこれまでで「最も勇気づけられる兆し」 だと述べた。また、「インフレ率が顕著に低下するリスクは大幅に後退 した」と語った。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は先月、低金利を「長期にわ たり」維持する方針をあらためて示したが、同総裁は講演後に記者団 に対して、低金利の期間に関する「文言をいつかは削除することにな ると、最近のデータを見ると考えざるを得ないと思う」と話す半面、 「まだその段階ではない」と指摘した。

同総裁は「あなた方の大半はリセッション(景気後退)が終わっ たと聞いていると思われるが、実際にそう感じている人はほとんどい ないのではないか」と述べた。

銀行システムからの資金吸収に関しては、「着実かつ緩やかで、事 前に公表したペースで」住宅ローン関連証券を売却する方法を選ぶ考 えをあらためて示した。

雇用市場について同総裁は、「もっと楽観的な予想を立てている人 でさえ、今年の雇用急拡大は見込んでいないが、雇用市場は今や底打 ちしつつあるようだ」と指摘。同時に、「失業率は依然、全国的に高水 準だ」と語り、「完全な回復からは程遠い」との認識を示した。失業率 は9.7%と、26年ぶりの高水準付近にある。

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